江戸川乱歩没後60周年記念作品 「RAMPO WORLD」3作品が10月3日(金)より連続公開決定!

©2025「3つのグノシエンヌ」パートナーズ ©2025「蟲」パートナーズ  ©2025「白昼夢」パートナーズ 
7月28日(月)

今年2025年に本格推理小説や怪奇・幻想小説の祖として後世に名を残した作家・江戸川乱歩が7月28日で没後60年になる。そこで、江戸川乱歩没後60周年記念作品『RAMPO WORLD』と題して乱歩の作品を原案に設定を現代に変え、オリジナル解釈を加えた「3つのグノシエンヌ」、「蟲」、「白昼夢」が10月3日(金)より公開されることがわかった。


■10月3日(金)「3つのグノシエンヌ」
原案は、1925年に発表された短編小説「一人二役」。タイトルの通り、一人の男が妻の気を惹くために別人になりすまし妻の反応を楽しむ乱歩の造語である“奇妙な味”を堪能できる作品。

主演は、松田凌。アメリカ・ニューヨークでの公演も果たし、ブロードウェイからも好評を得た「『進撃の巨人』-the Musical-」のリヴァイ役や「『チェリまほ The Musical』 ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」の安達清役など幅広い役をこなし、舞台だけでなく『追想ジャーニー リエナクト』や東映ムビ×ステ映画『仁義なき幕末 龍馬死闘篇』など映画でも主演作が続いている。


監督・脚本・編集は、ウエダアツシ。近畿大学在学中に映画部に所属し自主映画を制作し、その後、初長編映画『リュウグウノツカイ』で「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」でオフシアター・コンペティション部門にて北海道知事賞を受賞。2021年には『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の原作者・浅野いにお原作の「うみべの女の子」を実写化し大きな話題を呼んだ。

■10月17日(金)「蟲」
原案は1929年に雑誌「改造」にて発表された中編小説の「蟲」。対人恐怖症の青年が初恋の相手に再会し初恋を再熱させ愛憎劇へと展開していく、人間の深い闇が猟奇的かつ幻想的に描かれ数多い乱歩作品の中でも問題作と言われている作品。

主演は、平埜生成。本作が映画初主演。 舞台、ドラマ、映画など多くの作品に出演し、2020年12月には井上ひさしの戯曲である、こまつ座「私はだれでしょう」にて謎の男・山田太郎(?)役を演じ「十三夜会 令和二年十二月 月間賞助演賞」を受賞。さらに、NHK連続テレビ小説『虎に翼』で伊藤沙莉が演じる主人公・寅子の同僚・汐見圭役を演じ話題を呼んだ。


監督・脚本は、平波亘。今泉力哉、二ノ宮隆太郎の作品や直近では『ナミビアの砂漠』️、 『とりつくしま』などの助監督を務め、自身でも映画『餓鬼が笑う』(22)、『サーチライト-遊星散歩-』(23)、連続テレビドラマ「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』などの商業作品、インディーズ作品を問わず幅広く手掛けている。

■10月31日(金)「白昼夢」
原案は、主人公の男が妻を殺し、その遺体を蝋人形として飾っていると告白する――夢と現実の境界が曖昧な物語『白昼夢』(1925年「新青年」掲載)と、湖畔の旅館の大浴場に“のぞき装置”を設置した主人公が、そこで起きた殺人事件の一部始終を目撃するも、死体が忽然と姿を消すという謎を描いた『湖畔亭事件』(1926年「サンデー毎日」連載)の二作に脚色を加え、一つの作品として現代に新たに蘇らせました。

主演は、見津賢。映画『衝動』、『夜明けのすべて』やドラマ『闇バイト家族』で若手刑事・鵜木半蔵役、『ふったらどしゃぶり』では物語のキーとなる主人公の友人役、さらにショートドラマ『ぼくとぼくが好きな彼と、君と』ではルームシェアをする3人のひとりでモデルの眞島奇跡役、NHK連続テレビ小説『虎に翼』では大庭家の長男・徹太役として出演するなど話題を呼びました。本作で映画初主演を務める。


監督は、山城達郎。2022年に「ダラダラ」で長編映画監督デビューを果たし、しろ原作の「カメラ、はじめてもいいですか?」の監督を本プロジェクトにも参加しているウエダアツシらと各話監督を担当。さらに、奥野瑛太主演で東日本大震災から3年後の福島で生きる家族をテーマにした映画『心平、』がロングランヒットし、第29回新藤兼人賞最終選考に選出されている。

シネマート新宿、池袋シネマ・ロサ他ロードショー

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